認知症タイプ分類質問票

この質問票は、これだけで鑑別診断を行うものではありません。生活状況を判っている介護者が記入することで、アルツハイマー型認知症以外の認知症に気付くきっかけになることを目的にしています。
認知症かどうかの判別には、認知症初期症状11項目質問票(SED-11Q)をお使いください。この質問票は、SED-11Qを併用することを前提に作られています。 SED-11Qも山口晴保研究室のホームページからダウンロードできます。
診察で使う場合は、稀なタイプを見落とさないことに役立ちます。チェックがついたタイプを疑うための質問票です。各タイプの確定診断には、より詳しい聞き取りや診察が必要です。
薬物療法では、前頭葉症状(FTD)にチェックがつけば、アセチルコリンを増やす薬剤の投与で易怒性などが悪化するので注意が必要です。 レビー小体型認知症(DLB)らしさがある場合は、薬剤過敏性に注意が必要です。 やる気のなさ(アパシー;アセチルコリンやドパミンを増やす薬剤)とうつ(悲観的;抗うつ薬)を区別して、適切な薬剤を選んでください。
介護施設で利用する場合は、各種疾患の特徴を捉えて、ケアに活かしてください。

認知症初期症状11質問票

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認知症タイプ分類質問票

認知症初期症状11質問票