2024年度ちば認知症相談コールセンター相談データ分析

■2024年度の相談傾向

2024年度の相談件数は2023年度より107件増えて、過去最高の1494件（内面談7件）であった。いまだ新型コロナの影響が大きく残る中、感染リスクの高い高齢者や基礎疾患を持っている介護者や認知症本人にとって自宅にいながら相談できる「ちば認知症相談コールセンター」の活用が定着してきたものと考える。認知症の症状はさまざまに変化し介護者が対応に戸惑うことも多く、そんな時の相談場所、愚痴の言える場所としてコールセンターが選ばれている。認知症を疑っての相談や、症状の急激な変化に対する対応など、さまざまな事柄に対し話を聞いて、どこかに繋げていくのもコールセンターの役割である。そのような活動が評価されて相談件数も増加してきているものと考える。

コールセンターは相談者に寄り添って耳を傾け、溜めている悩みや愚痴を吐き出しストレスを発散できる場として、これからも介護を前向きに捉えられるような支援をしていきたいと考えている。